人物紹介と物語背景を兼ねて
今回は主人公ラキの紹介です。
ラセツ・ラキ
天界に住む鬼族、羅刹族の長である羅刹家当主。
毘沙門天の弟子。
かつては剣も術も、琴、生け花、家事その他すべて出来ない
我儘なお転婆姫であったが、父ラセツ・ゴウガが死に、羅刹家当主となってからは心を入れ替えた。
毘沙門天の最後の修行として、人間界での妖魔退治を命じられる。
人間界で出会った吉備津 武彦(桃が大好物の為、桃太郎と呼ばれる)と一緒に旅をし、
鬼ヶ島の温羅を打ち倒した。
鬼ヶ島の温羅を倒す際、封印結界を使った。
封印結界は、相手と自分を共に結界の中に封じ込め、
どちらかが死ぬと外に出られるという結界。
ラキと温羅は2日間の戦いの末、ラキが勝利したが、
現世と時間の流れが違う為、現世では20年の時間が経過していた。
武彦は行方不明となっていたが、
息子の桃之介が産まれており、15歳となっていた。
ラキと桃之介は、武彦の捜索と、妖魔退治の旅をすることにした。
2年が経つも、武彦の行方は分からず、旅を続けていた。
ある日、近くのヤツミ村の周辺で妖怪たちが暴れているという噂を聞き、
2人はヤツミ村へと出発した。
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お団子大好き
蜘蛛は嫌い
羅刹家当主となってからは、礼儀だったり節度を弁えていることが多いが、
桃之介に対してだけは、かつてのわがまま振りが見える。